
STEP 1|進め方
【最初に読む】平屋の家づくり、展示場に行く前にやる7つのこと
写真はイメージです
家づくりで一番もったいないのは、「とりあえず展示場に行く」ことです。行くこと自体は悪くありません。問題は、準備なしで行くと失うものがあることです。
先に結論:アンケートを書く前に確認すること
多くのハウスメーカーには「オーナー紹介制度」や勤務先・法人経由の「提携割引」があります。条件は会社ごとに違いますが、「その会社と初めて接触する前に手続きすること」を条件にしている例が目立ちます。展示場で名前と住所を書いた時点で「接触済み」と扱われると、あとから紹介を申し込んでも適用されないことがあります。割引は本体価格の数%とされることが多く、3,000万円の建物なら数十万円単位の差になります。
1. 総予算の「上限」を先に決める
坪単価ではなく総額で決めます。30坪の平屋は、建物本体のほかに付帯工事・外構・諸費用でおよそ1,000万円前後が上乗せされます(詳しくは総額の記事)。「月々いくらまで払えるか」から逆算して、上限を1つの数字で持っておくと、営業担当との会話がぶれません。
→ 総額シミュレーターで、坪単価を動かして月々の返済を見てみてください。
2. 紹介制度・提携割引を、接触の前に調べる
- 勤務先の福利厚生(提携住宅会社の割引)
- 知人・親族のオーナー紹介
- 法人を持っている場合は法人提携の有無
複数の割引は併用できないのが普通です。どれが一番得かを、展示場に行く前に比べておきます。
3. 同じ条件で、複数社の相場を取る
1社目の見積もりは、高いのか安いのか判断できません。「30坪・平屋・3LDK〜4LDK・予算◯万円」と同じ条件を複数社に出して、初めて比較できます。展示場を1社ずつ回ると1社あたり2〜3時間かかるので、最初の相場づくりは資料請求と一括依頼で済ませるほうが速いです。
使い方のコツと、営業連絡への対処は一括依頼の使い方にまとめました。
4. 要望を「絶対・できれば・いらない」の3段に分ける
平屋は床面積がそのまま基礎と屋根の面積になるので、1坪増やすコストが2階建てより重い建て方です。全部を「絶対」にすると30坪に収まりません。家族で次の3つに分けておきます。
- 絶対:これがないなら建てない、というもの(例:洗面と脱衣を分ける)
- できれば:予算と面積が合えば入れたいもの(例:書斎)
- いらない:なんとなく付けがちだが不要なもの(例:使わない和室)
面積の配分は間取りの記事に表があります。
5. 土地の条件を数字で確認する
30坪の平屋は、建ぺい率50%の土地だと最低でも約60坪の敷地が必要です。土地を持っている人も、これから探す人も、建ぺい率・ハザードマップ・隣家の高さの3つは先に見ておきます。→ 土地の広さ電卓
6. 性能の「最低ライン」を決める
断熱等級・C値・耐震等級は、あとから上げるのが難しい項目です。キッチンは20年後に交換できますが、壁の中の断熱材は交換できません。「等級6以上・気密測定あり・耐震等級3」のように、自分の最低ラインを決めてから会社を見ると、候補が自然に絞れます。→ 性能の数字の読み方
7. 最初から記録を残す
見積書のPDF、打ち合わせのメモ、もらった間取りは、日付をつけて1つのフォルダに入れておきます。「前回はこの金額に含まれると言っていた」を確認できるのは、記録を残した人だけです。
チェックリスト
チェックはこのブラウザに保存されます。
よくある質問
もう展示場でアンケートを書いてしまいました。紹介制度は使えませんか?
会社によって扱いが違います。多くの会社は「初回接触の前」を条件にしていますが、別の支店・別の展示場であれば適用できる場合や、担当が決まる前なら間に合う場合もあります。あきらめる前に、その会社のオーナー紹介の窓口に条件を確認してください。
何社くらい比較すればいいですか?
最初の資料・概算の段階では5〜8社、間取りと見積もりを詰める段階では3社が現実的です。3社を超えると打ち合わせの時間が足りなくなり、同じ条件で比べることが難しくなります。
土地が決まっていなくても進められますか?
進められます。むしろ平屋は必要な敷地が大きいので、建物の大きさと総額の目安を先に持っておかないと土地の予算が決められません。土地と建物を同時に提案してもらう方法が効率的です。


